Windows環境でCodexが使えるようになったという情報を見かけ、実際にWindows単体で動作を確認しました。
結果として、Windows上でもCodexは起動し、基本的な操作ができることは確認できました。
ただ、実際に開発で使うことを考えた場合、見過ごせない問題もいくつか発生しました。
この記事では、Windows環境でCodexを検証した結果として、どこまで使えたのか、どの点が問題になったのか、そしてなぜ現在もWSL版Codexを使い続けているのかを整理して紹介します。
なお、本記事の内容は2026年1月時点で確認した結果に基づいています。
この記事で分かること
なぜWindowsでCodexを試したのか
これまでCodexは、WSL上のUbuntu環境で使っていました。
理由は、Codexを使おうとした2025年10月時点では、Windows環境がサポートされていなかったためです。
最近、Pythonのツールを Windows上で動かす実行ファイルとして配布する場面 が増えてきました。
pyinstallerやNuitkaを使って実行ファイルを作成する場合、最終的にはWindows環境でのビルドが必須になります。
このとき、開発や修正をWSLで行い、ビルドだけWindowsで行う手順は手間も増えます。
そのため、Codexを含めた開発からビルドまでをWindowsだけで完結できるなら、作業効率が大きく上がるのではないかと考えました。
特にCodexはコード生成や修正を頻繁に行うため、開発環境とビルド環境が一致していることのメリットは大きいです。
加えて、OpenAIがGPT-5.2-Codexの公式リリース情報で、Windowsネイティブ環境におけるCodexの利用性が改善されたと説明していた点も後押しになりました。
公式には、Windowsネイティブ環境でのエージェント型コーディングが、以前より効果的かつ信頼性の高いものになったとされています。
出展元:
https://openai.com/index/introducing-gpt-5-2-codex/
これらの背景から、Python実行ファイルをWindows向けに作る実務フローを前提として、CodexがWindows単体で使えるかどうかを検証する必要があると考えました。
WindowsでCodexを使う手順
Windows環境でCodexを使う手順は使う手順は次の通りです。
Node.js、Codexをインストールするだけで使用できるため、インストールは簡単にできます。
次のURLよりWindowsインストーラー版のnode.jsをダウンロードします。
https://nodejs.org/ja/download
ダウンロード箇所は次の画像の通りです。

ダウンロード後、インストーラーをクリックします。
次のような画面を表示されます。
Nextを何回かクリックするとインストールできます。

コマンドプロンプトを起動して次のコマンドを実行してバージョンが表示されれば、node.jsのインストールは完了です。
# nodeのバージョン確認
node -v
24.12.0
# npmのバージョン確認
npm -v
11.6.2コマンドプロンプトにて次のコマンドを実行してCodexをインストールします。
npm install -g @openai/codexCodexのインストール後、次のコマンドを実行してCodexを起動します。
codexCodex起動後、次の画面が表示されるので、SingInを選択します。

SingIn選択後、ブラウザが起動してChatGPTの認証画面が表示されるので、認証情報を入力します。
認証が成功すると次のような画面が表示されます。

VSCodeを起動してターミナルで次のコマンドを実行します。
codex次のように表示されればCodexが利用可能になります。

Windows版Codexの問題点
WindowsでCodexが起動できたのですが、開発で使ってみると次のような複数の問題が見えてきました。
①日本語が文字化けする問題
Codexにコード修正やファイル編集を任せた際、日本語コメントや日本語文字列が含まれていると、文字化けが起きる場合があります。
②余計な改行が追加される問
Windows版Codexで修正を行うと、意図していない空行や改行が増えることがあります。
③体感速度の遅さ
同じ環境で比較した場合、Windows版CodexはWSL版より明らかに遅く、体感ではWSL版より数倍遅いです。
この待ち時間は、日常的に使うにはストレスになります。
これらの問題が重なり、Windows版Codexは「使えるが開発では厳しい」という評価になりました。
なぜ今もWSL版Codexを使っているのか
Windows版Codexを検証した結果、導入自体は簡単であるものの、実務ではWSL版を使い続ける判断をしました。
理由は単純で、日本語の安全性、差分の安定性、体感速度のすべてでWSL版のほうが安定しているからです。
これらの点から、WSLを使い続けているのは慣れや好みではなく、実務上の合理的な判断です。
現時点では、CodexはLinux環境前提で使ったほうが安定するという印象を持っています。
まとめ
WindowsでCodexが使えるようになったという情報は事実でした。
Node.js LTSを直接インストールし、SignIn方式を選ぶだけでCodexは起動します。
しかし実際に使ってみると、日本語の文字化け、不要な改行、体感速度の遅さといった問題があり、実務での採用は見送りました。
そのため現在は、開発ではWSL版Codexを使い続けています。
将来的にこれらの問題が改善されれば、Windows単体で完結する選択肢も現実的になるでしょう。
現時点では、「使えるか」ではなく「使い続けられるか」を基準に判断することが重要だと感じています。