WordPressのテーマ「XWrite」は、シンプルで扱いやすいテーマです。
ただ、実際に記事を増やしていくと「ここにもう少し機能があれば」と感じる場面が出てきます。
例えば、お問い合わせフォームを追加したいときや、記事中のコードを見やすく整形したいときなどです。

私もブログを続ける中で不便を感じ、いくつかのプラグインを試した中で特に役立ったものを4つ選び、導入するメリットや注意点を整理しました。

この記事では、XWriteで不足を補うためのプラグインについて「どんな人に向いているか」という視点も添えて解説します。

この記事で分かること

  • XWriteの不足を補う代表的なプラグイン
  • 導入のメリットとおすすめできる人
  • 設定や利用時に気を付けたいポイント

Contact Form 7(お問い合わせフォーム)

特徴とメリット

WordPressで定番のお問い合わせフォームを追加できるプラグインです。
固定ページにショートコードを貼れば、すぐに利用できます。

  • メリット
    • 問い合わせ窓口を設けることでブログの信頼性が高まる
    • フォーム項目を柔軟に追加できる
    • 自動返信メールやスパム対策機能も利用可能
  • 向いている人
    • 読者からの連絡を受けたい人
    • 「問い合わせ先がないと不安」と考える方

このブログで作った問い合わせフォームは次のページを見てください。

注意点

設定項目が多いため、最初から細かい調整は不要です。
シンプルなフォームを設置し、必要に応じて拡張していくと負担が少なくなります。

私も最初は「名前・メール・本文」の3項目だけで設置しました。
それでも十分に実用的で、問い合わせ窓口がある安心感を持ってもらえると感じました。
設定方法は次の記事が分かりやすくて参考になります。

Xserver公式ブログ記事
→「運営者情報に問い合わせフォームを追加」のところです

Enable Media Replace(画像差し替え)

特徴とメリット

一度記事に使った画像を新しいものに置き換えられます。
ファイル名やURLが変わらないので、記事本文を修正する必要がありません。

  • メリット
    • 誤りのあった画像をすぐに差し替えできる
    • URLを維持できるためSEOに影響が出ない
    • アイキャッチ画像の修正や再利用が簡単
  • 向いている人
    • 画像をよく差し替えるデザイン系のブログを運営している人
    • 複数の記事で同じ画像を使っている人

使い方の流れ

  1. 管理画面で「メディア」を開く
  2. 差し替えたい画像をクリックして詳細を表示
  3. 「新しいファイルをアップロード」を選び、置き換える画像を指定
  4. アップロードして完了

メディア詳細画面で差し替え操作を行う手順

WordPressの「メディア」→「ライブラリ」から画像をクリックし、右側に表示される「新しいファイルをアップロード」ボタンを選択

新しい画像を選択してアップロードする

注意点:キャッシュの影響

画像を差し替えても、すぐに変更が反映されないことがあります。
これはブラウザのキャッシュが原因です。

Chromeでの対応方法

  • 手っ取り早い方法:ページを表示した状態で Ctrl+F5 を押す
  • シークレットモードで開き直す
  • または「設定 → プライバシーとセキュリティ → 閲覧履歴データの削除」でキャッシュを消去

私も最初は「変わらない」と戸惑いましたが、キャッシュを理解してから安心して使えるようになりました。

Prismatic(コード表示)

特徴とメリット

プログラムコードを見やすく整形できるプラグインです。
対応言語が多く、学習記事や技術解説で特に役立ちます。

  • メリット
    • コードを整然と表示できる
    • 行番号を付けられるため説明しやすい
    • デザインテーマを選べる柔軟性
  • 向いている人
    • 技術ブログを書いている方
    • コマンドやスクリプトを記事に載せたい人

導入手順

  1. 管理画面で「プラグイン」→「新規追加」から「Prismatic」を検索
  2. インストールして有効化
  3. 「設定」→「Prismatic」で細かい設定を調整

行番号の表示

行番号を表示するには、Prismaticの設定画面で「Enable Line Numbers」 を有効にする必要があります。

Prismaticの設定画面
行番号を表示するには『Enable Line Numbers』にチェックを入れて有効化します


Prismaticで行番号を表示する場合、HTMLの記述を次のように記述することが必要です。
Prismaticブロックを追加して以下のようにコードを記述します。

python --version

Prismaticブロックを「HTMLとして編集」を選択すると下記のように表示されます。
この状態では、行番号は表示されません。

<pre class=”wp-block-prismatic-blocks”><code class=”language-python”>python –version</code></pre>

この状態で次のように赤字の箇所を追加します。

<pre class=”wp-block-prismatic-blocks”><pre class=”line-numbers”><code class=”language-“>python –version</code></pre></pre>

追加した後、Prismaticブロックの状態がおかしくなり、以下のように表示されるので、「HTMLに変換」を選択します。

HTMLに変換した後、以下のように行番号が表示されます。

python --version

私も最初は行番号が表示されず悩みました。
設定とクラス指定を正しく行えば、期待通りに表示されます。

Simple Local Avatars(プロフィール画像)

特徴とメリット

Gravatarを使わなくてもプロフィール画像を変更できます。
ローカルにアップロードした画像をそのまま使えるため、自由度が高いです。

  • メリット
    • 外部サービスに依存せずに設定できる
    • 好きな画像で個性を出せる
    • コメント欄やプロフィール欄で統一感が出る
  • 向いている人
    • Gravatarを利用していない人
    • ブログの雰囲気に合った画像を使いたい方

設定手順

  1. 管理画面で「ユーザー」→「プロフィール」を開く
  2. 項目の下に「Avatar」が追加されている
  3. メディアライブラリから画像を選んで保存

プロフィール編集画面の設定箇所

私もこのプラグインでプロフィールを変えたことで、ブログにオリジナリティが加わったと実感しました。

まとめ

今回紹介した4つのプラグインは、XWriteテーマの不足を補うのに役立ちます。

  • Contact Form 7
  • Enable Media Replace
  • Prismatic
  • Simple Local Avatars

いずれも導入は簡単で、運営の効率を高めてくれるものばかりです。
「フォームを設置して信頼性を高めたい」「画像をすぐ差し替えたい」「コードを見やすく表示したい」「プロフィールを整えたい」と思う方におすすめできます。