AIで作った画像は本当に販売できるのか最初は半信半疑でした。
実際にChatGPTで生成した画像を販売サイトに登録し、審査を受けてダウンロードされることが分かったので、この記事では出品準備から各サイトでの登録、審査で落ちた事例や初ダウンロードを紹介します。
この記事で分かること
出品準備のステップ
私はChatGPTの画像生成機能を使って、PIXTAに登録するための写真風画像を作成しました。
テーマに選んだのは「秋と動物の写真」「ビジネスの会議風景」などです。
ChatGPTに構成案を伝え、ストックフォト向けの構図で画像を生成しました。
出品を意識して、季節感や需要が高そうなビジネスシーンを選びました。


生成した画像はそのままでは規格を満たしにくいため、解像度を販売サイト対応サイズにアップしました。
この処理にはChatGPTに依頼して作ったPythonスクリプトを使用し、pillowとopencvを組み合わせています。
解像度アップ前後の画像は次の通りです。
少し分かりにくいかもしれませんが、同じくらいに拡大した場合、左の画像の方が少し荒くなっています。


解像度アップを自動化したことで効率的に準備でき、登録作業を進めやすくなりました。
タグやタイトルはChatGPTに画像の内容を伝えて生成してもらいました。
ここで意識したのは次の3点です。
実際にタグを多く付けすぎて審査に落ちた経験もあり、今では「少なく、正確に」を徹底しています。
各サイトでの登録方法
ここからは、私が実際に行ったPIXTA・写真AC・イメージマートでの登録方法を紹介します。
各販売サイトの特長、審査期間、報酬を比較した情報は次の記事にまとめています。
PIXTA
PIXTAでは登録画面に従ってタイトル・タグ・説明を入力すれば販売画像として登録できます。
1点注意事項があり、AIで生成した画像は写真風であってもイラストで登録する必要があります。
PIXTAの登録画面は次のように最初に画像をアップロードします。

画像のアップロード後、画像ごとに次のようにタイトルやタグ、コメント欄を入力します。

審査は比較的早く、入力が整っていれば即日で結果が出ます。
PIXTAは月ごとのアップロード枚数が決まっています。
私の場合、アップロード枚数は初月30枚、実績に応じて翌月から50枚へ拡大しました。
現在、アップロード枚数はもっと増えています。
PIXAの単価は高く、売れれば大きな収益になる可能性があります。
写真AC
写真ACは入力はシンプルですが、「AI生成」の記入が必要であり、他のサイトより入力項目は少し多いです。
写真ACの場合、次のように最初に画像をアップロードします。

画像のアップロード後、画像ごとに次のようにタイトルやタグ、コメント欄、生成AIの利用を入力します。



写真ACはアップロード制限がないため、大量に登録できる点が魅力です。
イメージマート
イメージマートは入力項目が最小限で、タイトル・タグ・モデルリリースの有無だけです。
イメージマートの場合、他と同じように最初に画像をアップロードします。

画像をアップロードした後、画像ごとに次のようにタイトルやタグを入力します。
AI生成画像の場合、タイトル、タグの両方に「AI生成画像」を入力する必要があります。

審査結果が出るまで2週間くらいかかります。
イメージマートはPIXTAと同じように単価が高いことが魅力です。
審査で落ちた事例と気づき
私が出品してみて特に印象に残ったのは、審査で落ちたときの体験です。
その過程で学んだことを紹介します。
タグを付けすぎた
写真ACでタグを付けすぎて、20枚以上の画像が一度に審査落ちしました。
よく確認すると、画像に合っていないタグを付けていました。
審査に落ちた画像のタグを見ると広告素材向けに見せたい気持ちから、無理に「広告」「ビジネス素材」などを入れていたことが原因でした。
慌てて審査中の画像も含めて修正し、不要なタグを削除しました。
この作業には半日ほどかかっています。
それ以降、画像にふさわしくないタグをつけるのは良くないと思い、「少なく、正確に」を徹底しています。

類似画像を出品してしまった
ChatGPTで作成した画像はオリジナルだと思い込み、安心して出品していました。
一度審査に通ったことで「問題ない」と思っていたのです。
しかし、気になってChatGPTに聞いたところ、「AI画像は類似画像が生成されることがある」と分かり、慌てました。
そこでChatGPTに対応策を聞き、Google画像検索で出品した画像をすべてチェックしました。
すると、ネット上に既にある写真とよく似た画像が見つかり、リスクがあると判断したものを削除しました。
この作業も半日ほどかかりましたが、最初からチェックしていれば無駄な手間を減らせたと思います。

AI画像は完全にオリジナルと思い込まず、出品前に類似検索をしてリスクを避けることが非常に大事です。
理由が分からないリジェクト
写真ACでは、20枚中1〜2枚が明確な理由なく落ちることがあります。
通知には「写真素材として登録できません」としか表示されない場合があり、判断に迷いました。
画像はたくさん出品しているため、原因は深く考えずに該当画像は削除して次の出品に進むようにしています。

まとめ
ChatGPTで作ったAI画像をPIXTA・写真AC・イメージマートに登録し、実際にダウンロードされたことは大きな経験になりました。
各サイトにはそれぞれの特徴があり、PIXTAは単価が高く、写真ACは手軽に大量登録でき、イメージマートはシンプルな登録方法が魅力です。
同時に、タグを付けすぎて大量に落とされたことや、類似画像を出品してしまったことなど、多くの失敗も経験しました。
こうした失敗から「タグは少なく正確に」「出品前に類似画像をチェックする」ということが非常に大事であり、出品する際はいつも注意しています。
初めてダウンロードされたときの喜びは非常に大きくて、続けて挑戦したいという意欲になっています。
今後、さらに出品数を増やし、ダウンロードされやすいジャンルや傾向を少しずつ見つけていきたいと思います。
画像販売のことで分かったこと、気が付いたことがあれば、このブログで紹介していく予定です。
出典・実績リンク
この記事で紹介している販売サイトには、ChatGPTで生成した画像を出品しています。
出品した画像は下記のリンクから確認できます。

 
			 
																	 
						