Python初心者向けコンテンツを、もっと効率よく作れないかと考えました。
毎回テンプレートを貼り付け、指示を出し、生成された文章をコピーして保存する作業に限界を感じたからです。
そこでCodex-5.3を使って、学習記事を半自動化する仕組みを作りました。
この記事では、Codex-5.3とは何か、なぜChatGPTは5.2なのにCodexは5.3なのか、そして実際にPython学習記事を量産できた運用方法を紹介します。

この記事で分かること

  • Codex-5.3の位置づけ
  • ChatGPTとの違い
  • Python学習記事を量産する具体的な方法
  • 実際の流れ
  • 導入して感じたメリット

Codex-5.3とは何か?

Codex-5.3は、GPT-5.2の文章力と推論能力に加え、コーディング特化の強みを融合したモデルだと考えています。
従来のCodexはコード生成に強い印象がありましたが、5.3では文章生成の品質も大きく向上しています。

その結果、単なるコード出力ではなく、ブログ記事のような構造化された文章生成にも応用できるようになりました。
実際に試してみると、見出し構成やメタ情報を含めたMarkdownファイルを一貫して生成できました。

Codexで実際にブログ記事の作成を依頼すると次のように自動的に実行されます。

なぜChatGPTは5.2で、Codexは5.3なのか

ChatGPTはGPT-5.2をベースに動作しています。
一方でCodexは、コーディング用途に最適化された派生モデルとして進化している位置づけです。

そのため、バージョン表記が異なっています。
5.3という数字は、コーディング機能と文章生成能力を組み合わせた進化版という印象を受けました。

厳密な仕様の違いは公開情報に基づく必要があります。
Codex-5.3の公開情報については、下記の公式発表ページを参照してください。
https://openai.com/ja-JP/index/introducing-gpt-5-3-codex/

本記事では、実運用上の体感差に基づいて説明しています。

Python学習コンテンツで試してみた

今回試したのは、Python初心者向けの学習コンテンツです。
学習記事は毎回構成がほぼ決まっています。

具体的には次の要素を固定しました。

  • 記事テンプレート
  • 文体ルール
  • コード方針
  • メタ情報6項目

テンプレートと目次一覧をあらかじめ格納しておき、テーマだけを指定します。
するとCodexがMarkdown形式の記事ファイルを生成します。

この運用は、以下のファイル構成で管理しています。

種類内容
prompts記事作成ルール
catalogテーマ一覧
drafts下書き出力先
articles投稿候補
scripts投稿スクリプト

実際のディレクトリ構成は次の通りです。

content/
├── python-intro/
│   ├── articles/                         # 公開候補・確定済みの記事(例)
│   │   ├── 00-00_python-learning-index.md
│   │   ├── 00-01_what-is-python.md
│   │   ├── 01-01_setup-python-with-vscode.md
│   │   ├── 02-01_print-function-basics.md
│   │   └── 03-01_if-statement-basics.md
│   ├── assets/                           # 素材ディレクトリ
│   │   ├── eyecatch/
│   │   └── templates/
│   ├── catalog/                          # テーマ設計
│   │   └── 02_コンテンツ一覧.md
│   ├── drafts/                           # 下書き
│   └── prompts/                          # 記事生成ルール
│       └── 01_コンテンツ作成のプロンプト.md
└── scripts/                              # 投稿・同期スクリプト
    └── wp_publish.py

ChatGPT運用との違い

従来のChatGPT運用では、次の流れでした。

  • テンプレートをチャットに貼る
  • テーマを指示してChatGPTに記事を執筆を依頼する
  • 生成された文章をコピーする
  • エディタに貼り付けて修正する
  • ファイルとして保存する

この手順は悪くありませんが、回数が増えると地味に手間です。

一方、Codexでは「ちょっとした指示」でファイルまで生成できます。
コピペ作業が不要になり、生成から保存までが一気通貫になります。

この差は大きいです。
量産を前提にすると、作業工程の削減は効いてきます。

実際の流れ

Codexを使用した流れは次の通りです。

  1. catalogから次テーマを選定
  2. 固定プロンプトで記事生成
  3. 下書きレビュー
  4. articlesへ移動
  5. 投稿スクリプト実行
  6. WordPressで最終確認

投稿スクリプトは、Python学習記事のMarkdownをWordPress下書きへ投稿するスクリプトです。
メタ情報の解析から本文整形、投稿、ログ記録までを自動化し、投稿時のメタ情報漏れや整形ミスを防ぎます。
投稿スクリプトの詳細は別記事で解説予定です。

やってみて感じたメリット

ChatGPTで行っていた決まり切った作業がなくなり、記事の内容そのものをレビューすることに集中できるようになった点が最大のメリットです。

フォーマットが固定されているため、品質のブレも抑えられます。
レビューは必要ですが、ゼロから書くより圧倒的に速いです。

学習コンテンツのように構造が決まっているジャンルでは、特に効果を発揮します。

まとめ

Codex-5.3を使うことで、Python初心者向け学習記事を半自動化できました。
目次とテンプレートを格納し、テーマを指定するだけで記事ファイルが生成されます。

ChatGPTでも記事は書けますが、ファイル生成まで含めた一連の流れを自動化できる点が大きな違いです。

学習記事の量産を目指すなら、文章生成だけでなく「運用全体」を設計することが重要です。
Codex-5.3は、その土台を作るための有力な選択肢になります。