Pythonの辞書が「キーと値の組み合わせ」でデータを管理する仕組みだとわかっても、実際にどう操作するかで手が止まりやすいです。
特に最初は、「どうやって追加するのか」「どうやって取り出すのか」「どうやって更新するのか」が混ざりやすくなります。
この記事では、辞書でよく使う3つの操作を初心者向けにやさしく説明します。

この記事でわかること

  • 辞書にキーと値を追加する方法
  • キーを使って値を取り出す方法
  • 既存の値を更新する方法

完成コード(まず見てみよう)

最初に、追加・取り出し・更新をまとめて試せるコードを見てみます。

# 商品名と価格を辞書で管理します
prices = {"りんご": 120, "バナナ": 100}

# 1. 追加: 新しいキーと値を追加します
prices["みかん"] = 140

# 2. 取り出し: キーを指定して値を取り出します
banana_price = prices["バナナ"]

# 3. 更新: 既存キーの値を書き換えます
prices["りんご"] = 130

print("更新後の辞書:", prices)
print("バナナの価格:", banana_price)

実行結果は次の通りです。

更新後の辞書: {'りんご': 130, 'バナナ': 100, 'みかん': 140}
バナナの価格: 100

このコードはそのまま実行できます。
辞書では、キーを目印にして値を扱うことがポイントです。

テーマの説明(やさしく)

辞書は、キー: 値 の形でデータを保存する入れ物です。
リストが「何番目か」で扱うのに対して、辞書は「名前」や「ID」のような目印で扱います。

今回覚える操作は次の3つです。

  • 追加: 新しいキーと値を入れる
  • 取り出し: キーを指定して値を読む
  • 更新: すでにあるキーの値を書き換える

この3つを区別できるようになると、設定値や商品情報、ユーザー情報のようなデータを整理しやすくなります。

具体例・補足説明

まずは追加の例です。

student = {"名前": "田中"}
student["年齢"] = 15
print(student)

実行結果は次の通りです。

{'名前': '田中', '年齢': 15}

student["年齢"] = 15 のように、まだないキーに代入すると追加になります。

次は取り出しです。

profile = {"name": "Yuki", "city": "Tokyo"}
print(profile["name"])

実行結果は次の通りです。

Yuki

キーを使って値を取り出せるので、意味のある名前でデータを読みやすく扱えます。

最後に更新です。

stock = {"ノート": 10, "ペン": 20}
stock["ノート"] = 12
print(stock)

実行結果は次の通りです。

{'ノート': 12, 'ペン': 20}

同じキーにもう一度代入すると、追加ではなく上書き(更新)になります。

おじちくワンポイント

辞書を書く前に、「何をキーにするか」を先に決めると迷いにくくなります。
たとえば商品なら商品名、ユーザーならIDのように、探しやすい目印を決めてから作るのがコツです。

よくある勘違い・注意点

  • 辞書の取り出しはインデックス番号ではなくキーを使います
  • 存在しないキーを prices["ぶどう"] のように指定すると KeyError が発生します
  • 同じキーに代入すると新規追加ではなく値の更新になります

練習問題

問題1
{"赤": 1, "青": 2} という辞書を作り、"緑": 3 を追加して表示してください。

問題2
{"math": 70, "english": 80} という辞書を作り、"english" の値を表示したあと、85 に更新して表示してください。

まとめ

  • 辞書の追加は新しいキーに代入すると行えます
  • 取り出しはキー指定、更新は同じキーへの再代入で行えます
  • 追加・取り出し・更新の違いを意識すると辞書を整理して使いやすくなります