Pythonでデータを扱っていると、「名前に対して点数を対応させたい」のように、セットで管理したい場面が出てきます。
そんなときに便利なのが辞書です。
この記事では、辞書の基本の考え方と、値を取り出す方法を初心者向けに説明します。

この記事でわかること

  • 辞書がどんなときに便利か
  • 辞書を作る基本の書き方
  • キーを使って値を取り出す方法

完成コード(まず見てみよう)

最初に、辞書の作成、取り出し、更新、追加を1つのコードで確認します。

# 生徒名と点数を辞書で管理します
scores = {"田中": 80, "鈴木": 92}

# キーを指定して値を取り出します
print("田中さんの点数:", scores["田中"])

# 値を更新します
scores["田中"] = 85

# 新しいキーと値を追加します
scores["佐藤"] = 76

print("更新後の辞書:", scores)

実行結果は次の通りです。

田中さんの点数: 80
更新後の辞書: {'田中': 85, '鈴木': 92, '佐藤': 76}

このコードはそのまま実行できます。
「キー」と呼ばれる目印を使って、必要な値にすぐアクセスできることがわかります。

テーマの説明(やさしく)

辞書は「キー」と「値」の組み合わせでデータを保存する仕組みです。
リストが「順番」で管理するのに対して、辞書は「名前やIDなどの目印」で管理します。

書き方は波かっこ {} を使い、キー: 値 の形で並べます。

profile = {"name": "Yuki", "age": 20}
print(profile)

この形を覚えると、意味のある名前でデータを扱えるため、コードが読みやすくなります。

具体例・補足説明

まずは値の取り出しです。

prices = {"りんご": 120, "バナナ": 100}
print(prices["りんご"])

実行結果は次の通りです。

120

次は更新です。

prices = {"りんご": 120, "バナナ": 100}
prices["りんご"] = 130
print(prices)

実行結果は次の通りです。

{'りんご': 130, 'バナナ': 100}

最後に追加です。

prices = {"りんご": 120}
prices["みかん"] = 140
print(prices)

実行結果は次の通りです。

{'りんご': 120, 'みかん': 140}

辞書は、キーが重複しない点も重要です。
同じキーに代入すると、追加ではなく上書きになります。

おじちくワンポイント

辞書を使うときは、キー名を先に紙に書いてから実装すると整理しやすいです。
「このデータは何で探すのか」を決めておくと、後から処理を増やしても迷いにくくなります。

よくある勘違い・注意点

  • 辞書は順番よりもキーで値を探す仕組みです
  • 存在しないキーを scores["山田"] のように指定すると KeyError が出ます
  • 同じキーを再代入すると追加ではなく上書きになります

練習問題

問題1
{"東京": 15, "大阪": 18} という辞書を作り、"大阪" の値を表示してください。

問題2
{"apple": 100} という辞書に "orange": 120 を追加し、その後 "apple"110 に更新して表示してください。

まとめ

  • 辞書はキーと値の組み合わせでデータを管理する仕組みです
  • 値の取り出しはキー指定、更新と追加は代入で行えます
  • リストと使い分けると、データ管理のコードがわかりやすくなります

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