Codexを本格的に使い始めてから、ツール開発の進め方が大きく変わりました。
単なるコード補完ではなく、プロジェクト単位でファイルを生成し、構造ごと組み立ててくれる存在だからです。
この記事では、Codexの特徴、ChatGPTとの違い、環境セットアップ、そして実際に試した開発事例をまとめて紹介します。

この記事で分かること

  • Codexの強みとChatGPTとの違い
  • Windows11×WSLでのセットアップ方法
  • AGENTS.mdを使った実践的な開発手法
  • Codexで作成したツール事例
  • 実務での活用ポイント

Codexとは?ChatGPTとの違い

Codexは、開発作業を前提に設計されたコード生成モデルです。
ChatGPTでもコードは書けますが、Codexは「プロジェクト単位」で扱える点が大きな違いです。

特に強いのは、次のような部分です。

  • ファイルを自動生成してくれる
  • 複数ファイルを関連付けて構造を作る
  • 既存ファイルを参照して修正・追記する

単一のコードブロックではなく、フォルダ構成や依存関係まで含めて組み立てることができます。
開発の流れそのものを支援する感覚です。

一方で、ChatGPTと比較すると次のような違いがあります。

項目ChatGPTCodex
アイデア発想強いやや弱い
文章の自由度高い定型向き
プロジェクト生成限定的強い
複数ファイル管理弱い強い

自由な文章生成や発想の広がりはChatGPTのほうが優れています。
一方で、決まった仕様に基づく実装や構造化はCodexが安定しています。

用途を分けて使うことが重要です。

Codexを使うための環境設定

Codexを使う上で重要なのは、セットアップです。
私はWindows11×WSL環境で構築しています。
セットアップ手順は、以下の記事で詳しく解説しています。

AIコード支援ツールは複数ありますが、API課金型のツールは個人開発ではコストが気になります。
その点も含めて選定理由を上の記事で書いています。

Codexを使用する場合、Gitと連携することをお奨めします。
Git環境がないと、Codeで生成されたコードを管理できないからです。
Git連携方法は以下の記事で詳しく解説しています。

CodexはWindowsでも動作確認ができましたが、動作に不安定なため、WSL環境を使用することをお奨めします。
CodexをWindows環境で試したことは以下の記事で詳しく解説しています。

環境を整えることが、Codex活用の第一歩です。

Codexで実際に試したこと

実験として取り組んだ内容は、すべて記事として公開しています。
公開している記事は以下です。

ChatGPTとCodexで“書かずに作る”Python開発:サンプルツールを完成させた手順公開

AGENTS.mdとPLANS.mdでPythonツールを自動生成した実践レポート

CodexだけでCSVフィルターCLIを完全生成してみた:Chatモードの限界と実践レポート

ChatGPT+Codexで進めたPython共通機能づくり

ChatGPTとCodexでGUIツールをノーコード開発した話

特に重要だったのは、AGENTS.mdを活用したことです。
AGENTS.mdに役割や仕様を文章で定義し、それをもとにCodexに実装させます。

また、ChatGPTとCodexの役割分担も次のように意識しました。
この分業が、最も効率的でした。

  • 設計や発想はChatGPTに依頼する
  • 実装や構造生成はCodexに依頼する

Codexで作ったツールまとめ

現在公開しているツールの一覧は、以下の記事にまとめています。

主に、CLIツールや業務効率化スクリプトを中心に公開しています。
実験的に作ったものも含め、実用性を重視した構成です。
ツールが増えた場合も、一覧ページで確認できるようにしています。

無料で公開しているツールは、以下の記事からダウンロードできますので、興味のある方は使ってみてください。

Codexは副業や個人開発に使えるのか

結論として、十分に使えます。
ただし、前提があります。

  • 環境を整える
  • 仕様を明確にする
  • 小さく作って公開する

完成度を追いすぎると、止まります。
生成AIはスピードを上げる道具です。

Codexは、設計どおりに形にする力が強いモデルです。
ChatGPTと役割を分けることで、個人開発の生産性は大きく向上します。

まとめ

Codexは、プロジェクト単位でコードを生成できる強力な開発支援モデルです。
ChatGPTとは役割が異なり、構造化された実装に強みがあります。

環境を整え、役割を分け、実験を重ねる。
この流れを作れば、個人開発のスピードは確実に上がります。

完璧を目指すより、まず作ることです。
Codexは、その実行力を後押ししてくれる存在です。