ブログやSNSで記事を公開するとき、最初に読者の目に入るのが次のような「アイキャッチ画像」です。

背景のデザインが良くても、文字の配置や色が合っていないと印象が弱くなってしまいます。
私もブログを始めた頃、文字のデザインに何度も悩みました。

「どんなフォントが合うのか」「縁取りを入れるべきか」「色の組み合わせは大丈夫か」――。
考え込んでいるうちに、画像作りがどんどん後回しになってしまったことを覚えています。

そんなときに役立ったのがChatGPTでした。
質問を投げかけるだけで、フォント・色・雰囲気などを具体的に提案してくれます。
ChatGPTを「デザインの相談相手」として使えば短時間でデザインを整理できるようになります。

この記事では、ChatGPTを使って文字デザインを決める方法と、画像を作成した後に使える3つの文字入れ手段(Canva・GIMP・PowerPoint)を紹介します。

この記事で分かること

  • ChatGPTで文字デザインを決める方法
  • ChatGPTに文字入れを依頼しない方がよい理由
  • 画像生成後の文字入れ手段(Canva・GIMP・PowerPoint)の違い
  • PowerPointのみを使う方法をおすすめする理由

まずはChatGPTに聞く

文字デザインを考えるときに一番時間がかかるのは、「何を基準に選べばいいのか」がわからないことです。
そんなとき、ChatGPTに質問すると、方向性を短時間で整理できます。

ChatGPTに聞くときのコツ

ChatGPTに質問するときは、次のように背景や印象を具体的に伝えると答えの精度が上がります。

質問内容伝えるポイント
背景が青空の画像に合う文字色を教えて背景の主な色と明るさ
落ち着いた雰囲気にしたい。おすすめのフォントは?記事のトーンやテーマ
優しい印象で、親しみやすい雰囲気を出したい読者の層や印象キーワード

ChatGPTは「白文字+グレーの縁取り」や「明るい黄色+半透明帯」など、例えば次のように複数の候補を提示してくれます。

私もこの方法を使うようになってから、文字デザインで迷わなくなりました。
ChatGPTは正解を一つに決めてくれるわけではありませんが、選択肢を整理してくれる存在として非常に役立ちます。

ChatGPTに文字入れを依頼しない理由

ChatGPTで画像を生成するとき、「文字を直接入れてもらえばいいのでは?」と思うかもしれません。
しかし、私はChatGPTに文字を入れる依頼はしないようにしています。
理由は3つあります。

  1. 日本語を入れると文字化けや読めない文字になることが多い。
  2. 一文字だけ修正したくても、画像を再生成する必要がある。
  3. 文字入りの画像は他の記事で流用しづらくなる

このような理由から、私はChatGPTを「文字デザインの相談役」として活用するにとどめ、文字入れ作業はCanvaやPowerPoint、GIMPなどのツールで行うようにしています。

ChatGPTに文字を入れる画像生成に依頼した場合、次のように変な文字で出力されることが多いです。

画像を作った後に文字を入れる3つの方法

アイキャッチ画像に文字を入れるときに使えるツールはいくつかあります。
ここでは概要だけを紹介します。

Canva:ブラウザで手軽に編集できる

Canvaは、インストール不要で使えるオンラインツールです。
テンプレートが豊富で、デザインの知識がなくても整った仕上がりになります。

  • おすすめの人
    • 無料で使いたい人
    • PCにソフトを入れたくない人
    • テンプレートから簡単に選びたい人
  • 向いていること
    • 短時間でデザインを整える作業
    • SNS投稿やブログのバナー作成

Canvaの編集画面は次のように直感的にブラウザで操作できます。

Canvaの使い方、画像に文字を入れる方法は次の記事で詳しく紹介しています。

GIMP:無料で高機能、細かい調整ができる

GIMPは、無料で使える本格的な画像編集ソフトです。
画像の一部をぼかしたり、縁取り文字を作ったりと、細かい加工ができます。

  • おすすめの人
    • 無料で本格的な編集をしたい人
    • 文字装飾やレイヤー調整にこだわりたい人
  • 向いていること
    • 画像の一部をぼかして調整する細かな仕上げ
    • 縁取り・二重縁取りなどの文字効果
    • ホワイトレイヤー(半透明背景)を重ねて見やすくする処理

GIMPは本格的な画像編集ソフトのため、次のように細かい編集や設定ができます。
詳細に設定できるため、操作を覚えるには時間がかかります。

縁取り文字を作る場合、次のように「ドロップシャドウ」設定画面を使います。

設定後、次のように縁取り文字を作ることができます。

GIMPの使い方、画像に文字を入れる方法は次の記事で詳しく紹介しています。

PowerPoint:最速で文字入れができる【おすすめ】

PowerPointは、プレゼン用ツールとして知られていますが、実はアイキャッチ画像の文字入れにも最適です。
操作が直感的で、画像のサイズ設定から保存までを短時間でできるため、私はこの方法を使っています。

  • おすすめの人
    • Officeを普段から使っている人
    • できるだけ短時間でアイキャッチを作りたい人
    • 編集や修正を何度も繰り返す人
  • 向いていること
    • 画像サイズを固定して作成する
    • 枠付き・二重縁取り文字のデザイン
    • テンプレート化して再利用する

PowerPointを使って画像に文字を入れる手順の概要は次の通りです。
アイキャッチ画像をPowerPointで作成する場合、スライドサイズを変更します。

画像を挿入した後、画像の上にテキストボックスを追加して文字を入れます。

編集が終わった後、次のようにエクスポートすれば文字が入ったアイキャッチ画像が作成できます。

PowerPointの使い方、画像に文字を入れる方法は次の記事で詳しく紹介しています。

PowerPointをおすすめする理由

3つのツールの中で、私はPowerPointだけを使う方法をおすすめします。
理由はシンプルで、早い・再利用できるからです。

ツール名特徴向いている人
Canva無料で使える、テンプレ豊富ソフトを入れたくない人
GIMP高機能、細かい加工が可能画像を丁寧に仕上げたい人
PowerPoint作業が早い、再利用が容易オフィスツールに慣れている人

PowerPointは画像の比率が固定でき、書き出し後もブレがありません。
縁取りや文字サイズの再現性も高く、複数記事で同じデザインを使う際にも便利です。

まとめ

アイキャッチ画像の文字デザインは、最初の印象を決める重要な要素です。
最初にChatGPTに相談して配色やフォントの方向性を決めることで時間を短縮できます。
そして、画像を作成したあとはPowerPointで文字を入れるのが最も効率的です。

CanvaやGIMPにもそれぞれの強みがありますが、PowerPointは作業の早さ・再利用性のバランスが取れています。
画像のテンプレートを1枚作っておけば、ブログ更新のたびにすぐ使えます。

私はこの方法にしてから、アイキャッチ制作にかける時間を大幅に短縮できました。
「デザインで悩まず、記事内容に集中したい」という人には、PowerPoint一択をおすすめします。

更新履歴

2025/10/23:Canva、GIMP、PowerPointの記事を参照させるため、見出しから含めて全体的に修正しました。
2025/9/22:ChatGPTを使ったアイキャッチ、バナー画像の記事を統合して全体的に修正しました。