フォントを変えるだけで、デザインの印象は大きく変わります。
Windows標準フォントはロゴやバナーに使うと少し地味に見えることがあります。
そんなときに便利なのが、Google Fonts(グーグルフォント)です。

Google Fontsは無料で使えて、商用利用も安心です。
ブログのタイトルやロゴ、資料の見出しを少し変えるだけでぐっと洗練された印象になります。
この記事では、Google Fontsの特徴やライセンス、Windowsへの導入手順、おすすめフォント10選を紹介します。

私はGIMPやPowerPointで画像を作る際、Google Fontsを使うことで「プロっぽい文字」に仕上げています。

この記事で分かること

  • Google Fontsの概要と特徴
  • 商用利用について
  • Windowsへのインストール手順
  • GIMP・PowerPointでの利用方法
  • おすすめのGoogle Fonts10選

Google Fontsとは?

Google Fontsは、Googleが提供する無料のオープンソースフォントライブラリです。
世界中のデザイナーが制作したフォントを誰でも自由にダウンロードして使えます。
現在1,400種類以上が公開されており、英語・日本語の両方に対応しています。

Webサイト、ロゴ、チラシ、バナー、アイキャッチ、資料のタイトルなど、幅広い場面で活躍します。
CanvaやFigmaなどのデザインツールにも対応しているため、プラットフォームを問わず利用できます。
Google Fonts公式サイトは下記のリンクからダウンロードできます。
Google Fonts公式サイト

リンクを開くと次のような画面が表示されます。

Google Fontsの魅力は、無料なのに品質が高く、商用利用が可能な点です。
フォントの導入にお金をかけにくい個人ブロガーや副業クリエイターにとって、非常に心強いツールです。
デザインが得意でなくても「整った印象」を作れるのが、Google Fontsの良さだと思います。

商用利用が可能な理由と注意点

Google Fontsのフォントは、すべてオープンライセンス(SIL Open Font LicenseまたはApache License)で配布されています。
この仕組みにより、商用・非商用問わず自由に利用できます。

商用利用でできること

  • ブログやWebサイトでの使用
  • ロゴ、バナー、チラシなどの画像デザイン
  • GIMP・PowerPoint・Canvaで作る資料や投稿画像
  • アプリやWebサービスへの埋め込み

禁止されていること

  • フォントそのものを販売、再配布すること
  • ライセンス表記を削除して配布すること

出典元

Google Fontsのライセンスは公式サポートページに次のように書かれています。

出典:「Google Fonts – サポートページ
はい。商用目的で使用できます。また、商用目的で使用することもできます。 

サポートページに次のように書いています。

Windowsへのインストール方法

Google Fontsは、数ステップでWindowsに導入できます。
インストール後、GIMPやPowerPointなどでも自動的にフォントが反映されます。
WindowsにGoogle Fontsをインストール手順について説明します。

Google Fonts公式サイトを開きます。
開くと次のような画面が表示されます。

使いたいフォントを検索して選択します。
次の画面では、「Kosugi Maru」を検索しています。

フォント選択すると画面の右上に「Get Font」ボタンが表示されるのでクリックします。

次の画面が表示されるので、ダウンロードボタンをクリックしてフォントをダウンロードします。

フォントはZIP形式のファイルで圧縮されているので、ファイルを解凍します。
解凍するとフォントファイルが表示されるので、次のようにフォントを選択して右クリックメニューからインストールします。

フォントのインストール後、GIMP・PowerPointでは次のようにフォントが選択可能になります。

GIMPの場合
テキストを追加してフォントを選択すると次の画像のようにインストールされたフォントが選択できます。

PowerPointの場合
図形でテキストを入れて文字を入力すると、次の画像のようにインストールされたフォントが選択できます。

私はNoto Sans JPをよく使っています。
Google Fontsを導入してから、文字を選ぶ時間が減り、他のことに時間が使えるようになりました。

おすすめのGoogle Fonts10選

ブログ・ロゴ・資料に適したおすすめのGoogle Fontsフォントを10種類紹介します。
すべて無料で商用利用可能です。
フォント選びに迷う場合、ChatGPTに聞くと最適なフォントを回答してくれます。

フォント名対応言語特徴・おすすめ用途フォントのプレビュー
(公式)
Noto Sans JP日本語見やすく汎用性が高い。本文やUIに最適。Noto Sans JP
Kosugi Maru日本語やわらかい雰囲気、親しみを出したいときに向く。Kosugi Maru
Zen Kaku Gothic New日本語直線的でモダン。ビジネス資料におすすめ。Zen Kaku Gothic New
Noto Serif JP日本語上品で落ち着いた印象。見出しや本文に向く。Noto Serif JP
M PLUS Rounded 1c日本語丸みがあり柔らかい雰囲気。親しみやすい印象。M PLUS Rounded 1c
Montserrat英語太字でも見やすく、ロゴやタイトルに最適。Montserrat
Raleway英語細めで上品。シンプルなサイトデザインに合う。Raleway
Lobster英語カジュアルな筆記体。フレンドリーな印象。Lobster
Playfair Display英語クラシックなセリフ体。上質感を出したいときに。Playfair Display
Caveat英語手書き風フォント。ナチュラルで温かみのある印象。Caveat

    おすすめの一部のフォントを使ったイメージは次の通りです。

    私はフォントを選ぶとき、「読みやすさ」と「印象の一貫性」を重視しています。

    まとめ

    Google Fontsは、無料で商用利用できる信頼性の高いフォントサービスです。
    導入も簡単で、GIMPやPowerPointなどのツールですぐに使えます。
    デザイン初心者でも、フォントを整えるだけで見た目の印象が一段上がります。

    フォントは「デザインの土台」です。
    私はGoogle Fontsを使い始めてから、ロゴやバナーの統一感が出てきたと感じています。
    アイキャッチ、バナーなどに入れる文字を自作する場合、「「プロっぽい文字」を無料で使用したい方はぜひ試してみてください。